キャッシュレス時代における小さい財布の決定版
近年、キャッシュレス化が進み、現金を持ち歩く人が、減っていく傾向にあります。
あなたの周りでも、スマートフォンとクレジットカードを持ち歩くだけで、全ての支払いを済ます人はいないでしょうか?
最近になり一部の若者の間では「現金をほとんど持ち歩かない」
という記事や報道も見られるようになりました。
日本のキャッシュレス化と「未来の財布」はどのような形になっていくのでしょうか。
現在キャッシュレス決済の種類は、こんなにもあります。
ポイントカードは、アプリ化が進み減少傾向にあります。
必然と財布に入れるカードは減っていくでしょう。
そこで僕たちは次世代で活躍する「イノベーションウォレット」を設計することにしました。
ミニマリストにぴったりな
「ライフハック」な財布です。
■ 本当に「必要な機能だけ」を付けました
■ ついに完成!
熟練の革小物職人さんに協力していただき、僕たちが本当にほしいものを追求した「未来の財布」です。
■手作りにこだわる
革の厚みやステップのピッチなど、細部まで目を配り、
最高の「もの」をお届けするために「日本製」にしました。
■企画も製造も日本製
開ければこんな感じ。
財布の名前は「Di molto bene」(ディモールトべネ)
完成度の高さから「非常にいい」という意味を込めています。
「Di molto bene」の下に「MADE IN JAPAN」と刻印。
僕は昔から革製品が好きで、某ブランド の「ブライドルレザー」の革を使用した財布を長年愛用してきました。
その経験からブライドルレザーは経年変化が楽しめるので、革好きにはたまらない素材です。
今回はイギリスの高級皮革Thomas Ware & Sons社の物を使いました。素材の詳細は後述。
カードが入る限界サイズまで小さくしています。
敢えてカードは少なくし「6枚まで」と想定しています。
革が使っているうちに柔らかくなれば、1つのポケットに2枚入れます。
キャッシュレス生活だと6枚あれば十分。
カードは6枚
機能がなさすぎても
機能がありすぎてもだめ
必要最小限の枚数がきちんと入る機能性と実用性を実現しています。
コインポケットの位置は、札が重ならない位置に設計したのでスマートな出し入れが可能。
コインは、6枚を並べ3枚まで重ねて入れることができます。
財布の薄さ・軽さを保つためには、支払時にどれだけ小銭を減らせるかが重要になります。
以下の記事より最低9枚、最高12枚あれば対応できることがわかりました。
出典: 日経スタイル 外出時に「777円」を用意 小銭の賢い管理術 より
YKKの最高級ファスナーエクセラ。
他のメタルファスナーとは違い、エレメントの1つ1つの全面に入念に磨きをかけており、スライダーの滑りもとてもなめらかなファスナーです。
一般的に財布は、見えない箇所(小銭やカードを入れる所)に合皮を使用する場合があります。
合皮は時間と共に劣化しボロボロになるので、製品の寿命が短くなるというデメリットがあります。
今回、僕達のつくり上げた「Di molto bene」は合皮を一切使用せず、見えないところも全てにブライドルレザーを使用した贅沢なつくりにしました。
もともと、馬具の手綱用に作られていたブライドルレザー。
手綱用だけあって、より強靭な革となるべく作られています。
頻繁に動かすショルダー部は、太さの揃った繊維同士がよく交絡しその間に細かい繊維束が混じっているため密度が高く丈夫です。
Thomas Ware & Sons社のブライドルレザーは、一頭からわずかしか取れない、このショルダーの部分を使用します。
見た目にも迫力のあるブライドルレザー。白く浮き出た粉(ブルーム= bloom)が印象的です。
“bloom”とは(花が咲く、という意味は別に)一般には英語で、葉っぱや果実の表面に出てくる白い粉のことを指します。
ブライドルレザーの白い粉(ブルーム)は拭き取ってOKです。
これは防水性や堅牢製を高めるための蝋成分が革から浮き出たものです。
そのまま使ってももちろん大丈夫ですが、先に拭き取り磨きをかけてしまっても構いません。
1. 円を描くようにしっかりと磨きます。
2. ある程度落ちたら、柔らかい布でよく磨きます。
3. 革表面の白い粉や強い油分が取れて、透明感のある表情になれば作業終了です。
ブルームは一度落としても、芯にまで蝋が染み込んでいるため、温度や保管方法によってまた浮き出てきます。
しかしそのまま使い続けると蝋も少しずつ取れ、革の光沢が増していきます。
使うほど微妙に変化していくのが感じられるので、使うことがますます楽しくなり、愛着も増していくでしょう。
カラーは上から「ブラウン」「ネイビー」「ブラック」の3色。
革製品はプロセスの中、経年変化により、
使う人にとって「世界でただ一つの」ものとなります。
■最後に・・・
日本の職人と究極のマテリアルを組み合わせた、このイノベーションウォレット。
僕たちが作りたかったのは「小さな財布」ではなく「無駄なモノを省いたスマートライフ」
いかがでしたか。
キャッシュレス派の自分に合う、薄さと機能性
このプロジェクトに共感していただける方
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製品仕様
■外形寸法 :約W.90mm x H.68mm x D.6mm
■製品重量 :約40g
■素材 :牛革(イギリス製 ブライドルレザー )
■ファスナー:YKKエクセラ
■生産国 :日本製